秋の食材と金属アレルギー:知っておきたい食べ方の工夫|金属アレルギー専門サイト|大阪住之江の歯医者 医療法人福涛会

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医療法人福涛会(ふくなみかい)理事長 平澤裕之

秋の食材と金属アレルギー:知っておきたい食べ方の工夫

秋はきのこやさつまいも、栗、さんまなど、美味しくて栄養豊富な食材が揃う季節です。
「食欲の秋」ともいわれるように、たくさんのおいしいものを楽しめるのも秋ならでは。これらは夏の疲れを癒し、冬に向けて体を整えるのにとても役立ちます。

秋に限らず、私たちは毎日の食事を通じてさまざまな栄養素を摂取し、命の恵みを頂いています。
その一方で、実は食材の中にも「金属」が含まれていることをご存じでしょうか?

この「食材に含まれる金属」と私たちの健康との関係について、
医療法人福涛会 理事長・平澤裕之歯科医師に聞いてみました!

秋の食材



食事と金属アレルギーの関係

「金属というと歯の詰め物やアクセサリーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は日常の食事にも微量な金属が含まれています」と理事長。

ニッケル・クロム・コバルトといった金属は、食品に広く含まれる必須微量元素です。
健康を維持するために体には必要なものですが、金属アレルギーをお持ちの方では、摂取によって皮膚炎や口内炎などの症状が出ることがあります。

医療法人福涛会では、お口の中の金属が全身に与える影響を長年重視し、メタルフリー治療を推進しています。
唾液によって金属がイオン化し、体内に取り込まれることでアレルギーや不調につながることがあるためです。

詳しくは、当院のメタルフリー治療についてまとめたページもご参照ください。
👉 メタルフリー治療についてはこちら

その観点から、日常の食事に含まれる金属についても正しく知っていただくことが大切です。
食品には季節を問わずさまざまな金属が含まれていますが、今回は特に秋の食材に注目し、体に良い特徴と金属アレルギーへの注意点を整理しました。

🍄 きのこ類(しいたけ・しめじ・まいたけなど)

体へのメリット:食物繊維やビタミンDが豊富で、免疫力を高め、腸内環境を整える。夏の疲労回復にも効果的。
含まれる金属:クロム。糖代謝を助ける働きがあり、健康の維持に役立つ。
摂取の工夫:1日1食程度の適量で十分。大量に摂らなくても栄養効果は得られます。

🌰 ナッツ類(くるみ・アーモンド・カシューナッツなど)

体へのメリット:ビタミンEや良質な脂質を含み、抗酸化作用や血流改善に役立つ。乾燥しやすい秋冬の季節におすすめ。
含まれる金属:ニッケル。細胞の働きに関与する必須微量元素。
摂取の工夫:おやつとして1日10粒ほどが目安。健康食材である反面、金属アレルギーの方は過剰摂取で皮膚炎やかゆみを感じることがあります。

🍫 チョコレート(カカオ製品)

体へのメリット:カカオポリフェノールの抗酸化作用により疲労回復やリラックス効果が期待できる。
含まれる金属:ニッケル。体には必要な微量元素のひとつ。
秋に食べたくなる理由:気温が下がると体は体温維持のためにエネルギーを必要とし、糖質を含む食べ物を求めやすくなります。さらに秋冬は日照時間が短くなり、脳内のセロトニンが減少。糖質を摂ることで一時的にセロトニンが増え、満足感を得やすくなるため、自然と甘いものを欲しやすくなります。
摂取の工夫:板チョコ1枚を週2〜3回程度に。欲求に任せて毎日大量に食べるのは控えましょう。


秋の食材


🐟 青魚(さんま・さば・鮭など)

体へのメリット:DHA・EPAが豊富で、血流改善や脳・心臓の健康維持に役立つ。旬の秋は特に栄養価が高い。
含まれる金属:コバルト。ビタミンB12の中心成分として血液や神経の働きに欠かせない。
摂取の工夫:週2〜3回が理想。栄養的なメリットが大きく、完全に避ける必要はありません。


🫘 豆類(枝豆・大豆製品・小豆など)

体へのメリット:たんぱく質やイソフラボンを含み、ホルモンバランスや疲労回復をサポート。
含まれる金属:ニッケル。必須栄養素ですが、アレルギーの方は症状を悪化させることがあります。
摂取の工夫:1日1〜2品目が目安。茹でこぼすことでニッケル量を減らせます。


摂取の工夫と注意点

「金属は体にとって必要な成分であり、完全に避けるのではなくバランスを意識することが大切です」と理事長。

同じ食材を毎日大量に摂らず、旬のものを少しずつ楽しむこと。
また、調理の際に茹でこぼしたり水にさらしたりすることで金属の含有量を減らすこともできます。

金属アレルギーの基本情報については、厚生労働省の公式ページもご参照ください。
👉 厚生労働省「金属アレルギー(日本アレルギー学会)」PDF


まとめ

秋の食材は、夏の疲れを癒し、体を整えてくれる素晴らしい恵みです。
ニッケル・クロム・コバルトは健康を維持するために必要な栄養素ではありますが、金属アレルギーの方では摂取によって症状が現れることがあります。

🍂 きのこ → 免疫アップに◎、1日1食を目安に
🍂 ナッツ → 抗酸化作用あり、1日10粒程度
🍂 チョコ → 抗酸化作用あり、週2〜3回が安心
🍂 青魚 → 栄養メリット大、週2〜3回が理想
🍂 豆類 → 健康食材、1日1〜2品目に調整

「食欲の秋」を楽しみながら、体に合った食べ方を意識してみてください。

食事を工夫しても症状が改善しない場合には、口の中の金属が関係している可能性もあります。
福涛会では、セラミックやジルコニアを用いたメタルフリー治療を行い、体にやさしい歯科治療を提案しています。

お口の中の金属アレルギーやメタルフリー治療について詳しく知りたい方は、
👉 こちらをご参照ください(メタルフリー治療ページ)

体の不調やアレルギー症状でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


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監修者: 医療法人福涛会(ふくなみかい)
理事長 平澤裕之

医療法人福涛会(ふくなみかい)は大阪市住之江区と東京銀座にある歯医者です。金属アレルギー・メタルフリー治療、金属のない入れ歯ノンクラスプデンチャーなどノンメタル治療を中心に、予防歯科、歯周病治療、定期検診、小児歯科、ジルコニアインプラント、インビザライン矯正治療など口腔治療全般、歯のことなら当院にお任せください。
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