歯科医師が語る 花粉・ウイルス・アレルギーと金属の関係──免疫バランスを整えるために|金属アレルギー専門サイト|東京銀座・大阪住之江の歯医者 医療法人福涛会

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歯科医師が語る 花粉・ウイルス・アレルギーと金属の関係──免疫バランスを整えるために

 

朝晩が涼しくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。
同時にこの時期は、花粉やウイルスの影響で、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどに悩まれる方も多くなります。





こうした症状は「アレルギー反応」によるものですが、
実はお口の中にある歯科用金属(いわゆる銀歯など)も、この免疫の働きに深く関係していることがあります。


免疫反応とは?

私たちの体には、ウイルスや細菌などの“異物”から身を守る「免疫」という仕組みがあります。
ところが、この免疫が時に「無害なもの」を敵と勘違いしてしまうことがあり、これがアレルギー反応です。

花粉やウイルスなどが体に入ると、免疫が「敵だ!」と判断し、くしゃみや鼻水を出して外へ追い出そうとします。
本来は体を守るための反応ですが、過剰に働くとつらい症状となってしまうのです。

歯の金属も、体にとっては“異物”?

歯の詰め物や被せ物に使われる金属は、長い年月のあいだに唾液や食べ物の酸などによって少しずつ溶け出すことがあります。
このときに出る金属イオンが体のたんぱく質と結びつくと、免疫が「異物」と認識してしまうことがあるのです。

つまり、体の中で常に“異物が存在している状態”になると、
免疫が過敏になり、花粉やウイルスなど他の刺激にも反応しやすくなってしまうのです。


金属が発する“微弱な電気”とその影響

お口の中に複数の金属がある場合、「ガルバニー電流」と呼ばれる微弱な電気が発生することがあります。
この電流が流れることで、金属がわずかに磁気を帯びた状態になり、
そこに帯電した花粉やウイルスが引き寄せられやすくなると考えられています。

金属による電気的刺激は神経や自律神経にも影響しやすく、結果として免疫の働きを乱してしまう可能性があります。




免疫力との関係

金属が体の中で微量に溶け出すと、体内に吸収されて蓄積することもあります。
これがホルモンバランスや自律神経に影響を与え、免疫力の低下につながる場合もあります。

免疫の働きが乱れると、花粉やウイルスに対する抵抗力が下がり、
風邪をひきやすくなったり、アレルギー反応が強く出たりすることがあります。

花粉症と口腔内金属の関係

福涛会では、金属アレルギー治療を行う中で、
銀歯やアマルガム(水銀を含む金属)を除去した後に、花粉症や鼻炎の症状が軽くなったという患者さまのお声をいただくことがあります。

また同様に、金属除去後に「風邪をひきにくくなった」と感じる方もおられます。
これは、口腔内金属による電気的・化学的な刺激が減り、免疫バランスが整った結果と考えられます。

もちろん、すべての花粉症や風邪の原因が金属によるものとは限りませんが、
「免疫が過剰に反応している状態」を整えるという意味では、
お口の中の金属を見直すことが、体全体のアレルギー改善につながることもあります。





福涛会の取り組み

医療法人福涛会では、体に優しいノンメタル(メタルフリー)治療を行っています。
できる限り金属を使わず、セラミックなど生体親和性の高い素材で治療を行う方法です。

また、金属を外すだけでなく、体の中に溜まった金属や化学物質をデトックスし、
免疫のバランスを整えることを重視しています。

まとめ

花粉やウイルスなど、私たちの身のまわりには一年を通してさまざまな刺激があります。
「体調を崩しやすい」「アレルギー症状が強い」そんなときには、
お口の中の金属が関係している可能性も考えられます。

体の外だけでなく、内側から整えることが健康への第一歩です。
気になる症状のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
福涛会では、お口と全身の健康をつなぐ治療を通して、みなさまの毎日をサポートしています。
体の不調やアレルギー症状でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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参考

医療法人福涛会 公式サイト
金属アレルギー歯科治療ページ(メタルフリー)
ガルバニー電流と金属の影響について
金属アレルギーと花粉症の関連ページ
金属アレルギー治療に関するページ