歯周病とは
歯周病とは、歯周組織が歯垢・プラークなどに含まれている細菌である歯周病菌に感染し、歯肉がはれたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう感染症です。人類史上最も感染者の多い感染症とも言われています。
歯周病は、歯を失う原因ともなる感染症ですが、適切な検査・治療・メインテナンスによってご自身の歯を歯周病菌の感染から守ることが出来ます。 治療後の日常の自己管理もとても大切です。平澤歯科医院では、患者様にとってベスト歯周治療法をご提案いたします。
歯周病の進行について
歯周病は生活習慣病で、ある程度進行しないと強い自覚症状が現れません。
そのため、歯周病の進行に気付かない方が多くいらっしゃいます。初期~中度まで気付かずいつの間にか歯肉が膿をもって腫れたり、退縮したり、歯が動き出したりと、痛みを伴う症状が現れます。そして、重度になれば歯がグラグラし、痛くて噛めなくなり、最終的に自然と抜けてしまいます。それが口腔全体に起こります。
>全身疾患との関連について
歯周病に感染している人はそうでない人に比べ、心臓発作を起こす危険性が 約2.8倍、早産の確立が約7.5倍高いということが報告されています。 他にも脳卒中や肺炎、糖尿病などの罹患にも関与していることが分かってきています。
免疫力と歯周病
人は本来自然治癒力をもっています。それは、大自然が調和するのと同じくらい自然の摂理です。しかし、現代の食習慣や生活様式の変化によって身体のバランスが取れにくくなっています。
免疫力(病気に対する抵抗力)は歯周病の回復に大きく影響します。
(1)治療しているのになかなか治らない
(2)歯ぐきが腫れやすい
(3)口内炎ができやすい
以上の原因は免疫力の低下によるものと考えられます。
歯周病検査の流れ
パノラマレントゲン撮影
進行した歯周病では、歯を支えるアゴの骨が溶けてしまっている場合があります。レントゲン撮影は、治療計画を立てる上で重要な指標となります。
精密検査
歯周ポケット測定、歯の動揺度の検査を専用の歯科器具を使って行います。この検査によって歯周病の進行度が分かります。
プラーク・歯垢付着検査
染め出し液を使い、プラークが多く 溜まっているところを確認します。赤く濃く染まっている箇所はプラークが多く溜まっているところです。染め出し検査は、日常のブラッシングの改善にも役立ちます。
ブラッシングチェック
効果的なブラッシング方法を実施していただくために、まずは患者様の今までのブラッシングの仕方をチェックします。
バイオレゾナンスによる身体の調整
疲労の蓄積や免疫力の低下によって歯周病が悪化したり再発したりします。患者様の御希望があれば、身体の調子を整える補完的方法としてバイオレゾナンスを提供いたします。
治療後のメインテナンス
アメリカの研究によると、歯周病治療の後にブラッシングなどの自己管理が上手く行えなかった場合、歯周ポケットの中の細菌が4~8週間で再び増殖し始める事が分かっています。治療が終わった後のメインテナンスは、最も重要だといえます。