皆様おはようございます!
水曜朝9時、医療法人福涛会ブログをお届けします。むしゃこです。
本日は、「歯が黒くなってきた…これって虫歯?」「なんだか前より色が気になる…」
そんなお悩みでをお持ちの方に、歯が黒くなる原因は虫歯だけではないことをお伝えし、歯が黒ずむ原因について、お話いたします。
【1】虫歯による変色
虫歯が進行すると、歯の色が黒く見えることがあります。
特に慢性の虫歯では、内部まで進んで黒く変色することが多く、見た目にも気づきやすくなります。
当院では、初期虫歯の場合、患者さんのセルフケアの状況なども考慮し、ご相談の上、治療のタイミングを決定いたします。

【2】コーヒーや紅茶などの着色汚れ
濃い色の飲み物や食べ物(トマトソース・カレーなど)は、歯の表面に着色してしまいます。
この着色汚れに対する対策は、
・着色除去効果のある歯磨き粉を使うこと
・飲食の頻度を見直すことなどですが、
表面についている汚れは、歯科でのクリーニングでキレイに落とすことが出来ます。
内部にまで色が入り込んでいる場合は、こちらも歯科でのホワイトニングで対応できます!
どちらも当院でご相談ください。
ホワイトニングについてはこちらの過去のブログをご参照ください。
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【3】神経を取った歯
歯の神経を取ると、栄養が届かなくなり、時間の経過と共に歯茎も歯も黒ずんできます。
強くぶつけてしまった歯や、進行した虫歯で神経が死んでしまった歯にも起こります。
【4】金属の詰め物による変色
昔の金属の詰め物(特にアマルガム)は、時間とともに溶け出して歯を黒ずませることがあります。
歯ぐきが黒く見える原因にもなることがあるため、気になる方はご相談ください。
【5】虫歯予防の薬(サホライド)による変色
お子さまの虫歯進行を抑えるために使う「サホライド」という薬は、効果がある反面、塗った部分が黒くなります。
治療が難しい小さなお子さまの虫歯に使われることがあります。
【6】加齢による変色
年齢を重ねると、歯の表面(エナメル質)がすり減り、内側の黄色っぽい部分(象牙質)が透けて見えるようになります。
【7】歯垢・歯石による色の変化
歯石は始めは乳白色ですが、時間が経つと黒くなり、目立つようになります。
歯ブラシでは落ちにくいので、定期的な歯科でのメインテナンスやクリーニングがおすすめです。

【8】喫煙によるタールの付着
たばこのヤニ(タール)は、歯の黄ばみ・黒ずみの大きな原因に。
見た目だけでなくお口の健康にも悪影響を与えます。
📝まとめ
「歯が黒い=虫歯」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
ただし、見た目だけで判断するのはとても難しいため、歯科医院でのチェックが大切です。
当院では、視診・レントゲン検査などを通じて原因をしっかり確認し、適切な対応をご提案いたします。
気になる変色があれば、ご相談くださいね🌿