水曜の朝9時!
おはようございます!
医療法人福涛会ブログ担当のむしゃこです。
夏休みに入りましたね。
タイトルにもしましたが、この長い夏休みは、お子さんの歯のチェックをするチャンス!
子どもの歯は、大人の歯(永久歯)よりも虫歯になりやすく、進行も早いため、早めの発見と治療、そして何より予防がとても大切です。
今日は、そんな「子どもの虫歯」について、毎度お馴染み、医療法人福涛会 平澤歯科医院の歯科衛生士 ちぃちゃんに聞きました!

なぜ子どもの歯は虫歯になりやすいの?
🔸 エナメル質が薄い
歯の表面にある「エナメル質」は、虫歯から歯を守る大事な部分ですが、子どもの歯はこのエナメル質が永久歯の半分ほどしかありません。
そのため虫歯になりやすいのです。
🔸 歯みがきが難しい
毎日しっかり磨いていても、磨き残しはどうしても出てしまいます。
特に細かい部分は、お子さん自身だけでは磨ききれないこともあります。
保護者の方による「仕上げ磨き」がとても大切です。
🔸 おやつをダラダラ食べる
おやつの時間が決まっていない、長時間食べ続けていると、ずっとお口の中が酸性に傾き、虫歯のリスクが高まります。
だらだら食べは避け、30分以内に食べ終えるよう心がけましょう。
虫歯の進行と見た目
🔹 初期の虫歯
見た目は「白く濁って見える」のが特徴です。
痛みなどの症状がないため、気づかれにくいのですが、ここがとても大事な発見ポイント!
※「白いのに虫歯なんて!」と驚かれる保護者の方も多いです。
🔹 進行した虫歯
黒く変色したり、穴が空いたり、痛みが出てきたりします。
こうなると治療が必要です。
虫歯の予防で大切なこと
🦷 定期的な歯科検診
3ヶ月に1回くらいのペースで歯医者さんに通いましょう。
虫歯の早期発見のため。
そして「定期的に通う場所」として習慣づけることで、「歯医者=こわい・痛い」という認識を防ぐことが出来ます。
🦷 仕上げ磨きと適切な歯ブラシ
年齢やお口の大きさに合った歯ブラシを使ってあげましょう。
仕上げ磨きは、第2大臼歯(奥歯)が生えそろう小学校高学年頃までが理想です。
🦷 食生活の見直し
おやつやジュース、甘いものは時間を決めて摂りましょう。
バランスのとれた食事も虫歯予防につながります。

乳歯の虫歯を放置するとどうなるの?
・他の歯も虫歯になりやすくなります
虫歯菌が多くなると、他の歯にもどんどん広がります。
・噛み合わせやあごの発達に影響
痛いほうで噛まなくなると、左右のバランスが悪くなり、歯並びやあごの発育に支障をきたすことがあります。
・永久歯の生え方に影響することも
乳歯を早く失うことで、永久歯がズレて生えてきたり、歯並びが乱れたりする原因になります。
・“歯の意識”にも関係
「痛くなってから歯医者へ行く」「歯は虫歯になるもの」…
そんな意識が子どものうちに刷り込まれると、大人になってからも“予防”の意識を持ちにくくなります。
逆に、子どものうちから「歯を守る意識」を育てていくことがとても大切です。
歯科衛生士より🪥
今はちょうど夏休み。
普段は学校や習い事で忙しいお子さんも、この時期なら歯医者に通いやすいですね。
「乳歯はどうせ抜けるし…」と思われがちですが、乳歯の虫歯は、将来の歯並びや永久歯にも大きく影響します。
ぜひこの夏、お子さんのお口の健康チェックにお越しください☺️
早めの予防で、大切な歯を守っていきましょう!
