水曜の朝9時になりました。
おはようございます!
医療法人福涛会ブログ担当のむしゃこです。
寒さが続きますが皆様お元気でしょうか?
さて今日の話題は「酸蝕症」
みなさんは酸蝕症をご存知でしょうか?
酸蝕症(さんしょくしょう)とは?
酸蝕症とは、酸によって歯の表面が溶けてしまう病気です。
歯の表面を覆っている「エナメル質」が溶け、その下にある「象牙質」がむき出しになることで、歯の形や機能が損なわれてしまいます。
虫歯や歯周病ほど馴染みのある言葉ではありませんが、酸蝕症は「第三の歯の病気」ともいわれています。
と言う事で、
3月4日は「さんしょく」=「3(さん)4(し)ょく」=酸蝕症の日ということですね!
酸蝕症の原因
歯は「酸」にとても弱い性質を持っています。
エナメル質はリン酸カルシウムという成分でできており、人の体の中で最も硬い組織ですが、酸に触れると簡単に溶けてしまうのです。
エナメル質が溶けてしまうと、象牙質がむき出しになり、さまざまなトラブルが起こります。
酸蝕症になると起こる症状
- 知覚過敏:冷たいものがしみるようになる
- 歯が丸みを帯びる:歯の輪郭がなめらかになる
- エナメル質が濁る:白さや透明感がなくなる
- 歯の先端がギザギザになる
- 歯に小さな穴があく
これらの症状は虫歯と似ているため、虫歯だと思って来院される患者様も少なくありません。

酸蝕症を引き起こす主な食品・飲み物
酸蝕症を引き起こす原因として、以下のような食品や飲み物が挙げられます。
- レモン
- コーラ
- 梅酒
- 柑橘類(オレンジ、グレープフルーツなど)
- モズク
- 黒酢ドリンク
実際の患者様のケース
酸蝕症になりやすい習慣には、健康を意識した行動が関係していることもあります。
- 健康のために酢の物をよく食べる
- ダイエットのために炭酸水を頻繁に飲む
- フルーツ酢を習慣的に飲んでいる
このように、体に良いと思っている習慣が、実は歯に負担をかけていることに驚かれる方も多いです。
酸蝕症を防ぐために
医療法人福涛会の理事長平澤歯科医師がつくった「クエン酸サプリ」
これがタブレット状になっているのは、クエン酸によって、酸蝕症を引き起こさないようにするためなのです。
液体の酸は歯に直接触れやすいため、酸を含む飲食物を摂取した後は水で口をゆすぐなどの工夫が大切です。
もし「最近歯がしみる」「歯の形が変わってきたかも」と気になることがあれば、早めに歯科医院にご相談ください。