歯科漢方・口腔漢方とは、口の中の疾患・口腔疾患に有効な漢方薬のことです。医療法人福涛会では、歯科で有効とされている漢方を処方しています。
医療法人福涛会では、17~18年程前から、その時々で口の中の疾患・口腔疾患に有効な歯科漢方・口腔漢方を取り入れてきました。
漢方は古くから東洋医学として活用されていたことは、知られていますが、近年、西洋医学や歯科領域でも、治療に漢方が活用されるようになりました。

日本歯科医師会のホームページでも「歯科における漢方」で紹介されています。
なぜ医療法人福涛会 理事長 歯科医師 平澤裕之は歯科漢方を取り入れているのか?

当法人 福涛会は、「歯科治療を通して健康で豊かな生活実現のサポートをする」ことを理念に掲げています。
そこで理事長の平澤は、その実現のために「人間に本来備わっている自然治癒力という素晴らしい力を最大限に引き出し、活用する」と言う着想を持ち、様々な治療や方法を常々探求しています。
つまり歯科漢方も、それらの着眼点からの発想と、理念の実現の方法の一つとして、日本で一般的通念となるよりも前から注目し、取り入れていました。
漢方薬は、薬に比べて副作用の心配が少ない…?
漢方薬は、薬に比べて副作用の心配が少ないという利点があります(ただし、決して副作用が全くない!というものではありません)。
さらには、歯科医師平澤は長年の治療実績の中で、歯科治療に漢方を併用すると、治癒が早くなる実感を大いに得ているのです。
例えば、歯肉炎の症状がある患者さんには、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)という漢方薬を処方しますが、服用した後に来院された患者様の歯肉炎の症状は治り方が早い!と実感しています。
と同時に、漢方薬を併用する事は、副作用の心配が少ないことも相まって、多くの患者様に喜んで頂いています。
そのような治療実績から、医療法人 福涛会では、体力の回復を含め、口腔内の症状に有効とされている歯科漢方薬を11種類取り扱っています。
主に処方している歯科漢方・口腔漢方
- 立効散(りっこうさん):歯痛、抜歯後の疼痛の緩和・改善
- 排膿散乃湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎などの炎症の緩和・改善
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):病後の体力増強


歯科で処方される代表的な漢方薬

- ①立効散(りっこうさん):歯痛,抜歯後の疼痛
- ②半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):口内炎
- ③黄連湯(おうれんとう):口内炎
- ④茵陳蒿湯(いんちんこうとう):口内炎
- ⑤五苓散(ごれいさん):口渇(口腔乾燥症)
- ⑥白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):口渇(口腔乾燥症)
- ⑦排膿散乃湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎
そして、2022年以降の歯科医師国家試験には漢方についての問題も出題される予定だそうです。
これからの新卒歯科医師は、漢方の知識を得た上で誕生するということになります。