おはようございます!
水曜日朝9時、医療法人福涛会のブログ更新のお時間です!
本日も、むしゃこが担当いたします。
歯科漢方をご存じですか?
皆さんは歯科漢方についてご存じでしょうか?
本日のテーマは☝これ!
歯科漢方とは、口の中の疾患・口腔疾患に有効な漢方薬のことです。
実は、医療法人福涛会では、17~18年前くらいから、歯科漢方を取り入れています。
台湾へも直接視察や研修に行っていた時期もあります。
漢方は古くから東洋医学として活用されていたことは、みなさん今や既に御周知のことと思いますが、近年、西洋医学や歯科領域でも、治療に漢方が活用されるようになりました。
実際に、日本歯科医師会のホームページでも「歯科における漢方」というページで説明がなされていますので、よろしければ☝ご確認ください。
なぜ医療法人福涛会 理事長 歯科医師 平澤裕之は歯科漢方を取り入れているのか?
当法人 福涛会は、「歯科治療を通して健康で豊かな生活実現のサポートをする」ことを理念に掲げています。
そこで理事長の平澤は、その実現のために「人間に本来備わっている自然治癒力という素晴らしい力を最大限に引き出し、活用する」と言う着想を持ち、様々な治療や方法を常々探求しています。
つまり歯科漢方も、それらの着眼点からの発想と、理念の実現の方法の一つとして、日本で一般的通念となるよりも前から注目し、取り入れていました。
漢方薬は、薬に比べて副作用の心配が少ないという利点があります(ただし、決して副作用が全くない!というものではありません)。
歯科で処方される漢方薬は11種類。
①立効散(りっこうさん): 歯痛、抜歯後の疼痛の緩和・改善
②半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):口内炎
③黄連湯(おうれんとう):口内炎
④茵陳蒿湯(いんちんこうとう):口内炎
⑤五苓散(ごれいさん):口渇(口腔乾燥症)
⑥白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):口渇(口腔乾燥症)
⑦排膿散乃湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎などの炎症の緩和・改善
⑧葛根湯(かっこんとう):神経痛をともなう顎関節症
⑨芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):筋肉痛をともなう顎関節症
⑩補中益気湯(ほちゅうえっきとう):術後(抜歯など)による体力低下
⑪十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):じゅうぜんたいほとう):術後(抜歯など)による体力低下
日本医師会のホームページ、歯科で投薬される代表的な漢方薬(日本歯科医師会)にも紹介されています。リンクも貼っておりますので、必要に応じてご確認ください。
歯科医師平澤は長年の治療実績の中で、歯科治療に漢方を併用すると、治癒が早くなる実感を大いに得ています。
例えば、歯肉炎の症状がある患者さんには、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)という漢方薬を処方しますが、服用した後に来院された患者様の歯肉炎の症状は治り方が早い!と実感しています。
と同時に、漢方薬を併用する事は、副作用の心配が少ないことも相まって、多くの患者様に喜んで頂いています。
そのような治療実績から、医療法人 福涛会では、積極的に歯科漢方薬を取り扱っています。
そういえば、2022年以降の歯科医師国家試験には漢方についての問題も出題される予定だそうです。
これからの新卒歯科医師は、漢方の知識を得た上で誕生するということですね!
そうそう、むしゃこもこれを機会に色々調べていたら、漢方で有名なツムラさんのわかりやすいQ&Aを見つけました。
こちらもQ&Aのページのリンク☝を貼りましたので、より詳しく漢方について知りたい!という(マニアック気質🤣な)方は覗いてみてください。
Q&A以外にもいろんなページが用意されています。楽しいかもしれませんよ😉
ということで、
本日は、医療法人福涛会の取り組みのひとつ、歯科漢方について取り上げてみました。
そういえば、ブログのみならず、ホームページ上で取り上げるのは初めての試みでした。
本日は少し長い記事になりましたが、ここまでお読みいただいた方だけに小さな声でお教えしますね😆
漢方についての豆知識や面白いお話、タイミングが合うと、平澤から診療時に聞けるかもしれませんよ~😄
この記事は医療法人福涛会 理事長 歯科医師 平澤裕之が監修しています。
下記リンクよりご予約の上、ぜひご来院いただき、ご相談ください。