おはようございます。
水曜の朝9時です!
医療法人福涛会ブログ担当のむしゃこです。
今日は、10月30日の「教えて!歯科衛生士さん。歯周病と生活習慣には大きな関係があるって本当ですか?」の中でお届けしたように、お馴染み医療法人福涛会平澤歯科医院歯科衛生士のちぃちゃんに、各項目について詳細に説明をしてもらいますね!
補綴物(ほてつぶつ)とは?
「補綴物」とは、歯を失った部分を補うための詰め物やかぶせ物のことを言います。
代表的な形には「クラウン」(歯の全体を覆うかぶせ物)や「インレー」(部分的な詰め物)などがあります。
補綴物がグラつく理由
補綴物が安定せず、グラつくことにはいくつかの原因があります。
接着(せっちゃく)成分の劣化(れっか)
:補綴物を歯にくっつける成分が、経年劣化(けいねんれっか)すると、しっかり固定されなくなります。
歯ぎしり・食いしばり
:噛む力が強すぎる場合、補綴物に負担がかかりすぎ、ずれたり外れたりすることがあります。
口腔内(こうくうない)環境の変化
:歯茎が下がるなど、補綴物を入れた当初とは違う歯や歯茎の状態になると、歯と歯、もしくは歯と歯茎に隙間ができ、グラつくことがあります。
補綴物と歯の間に隙間ができると、そこにプラーク(汚れ)がたまりやすくなり、歯ブラシや歯間ブラシでも届かない場合があります。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。
咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)とは?
咬合性外傷とは、歯にかかる力が強すぎて、歯を支える歯茎や骨にダメージが加わることを指します。
歯茎や骨が傷つくと歯と歯肉の間に隙間ができ、そこに細菌が入りやすくなり、歯周病が進行しやすくなります。
咬合性外傷の原因
歯が抜けた部分を放置すること
:歯がない場所の周りの歯が傾くことで、噛む力が他の歯に集中しやすくなります。
歯茎や骨の減少(げんしょう)
:歯茎や骨が痩せて支えが弱くなると、歯に過剰な力がかかりやすくなります。
噛み合わせの力の負担
:強い噛み合わせで歯が過剰な力を受けると、歯周組織にダメージが生じます。
過剰な力がかかったり、歯が抜けた部分を放置すると、周りの歯が傾くなどで隙間ができ、そこに細菌が入り込むと、歯周病の原因になることがあります。
定期検診の大切さ
医療法人福涛会 平澤歯科医院では、虫歯だけでなく、歯ぎしりや食いしばりのチェックも行っています。
特に就寝中の食いしばりは自覚がない場合も多く、マウスピースを使用することで歯へのダメージを軽減できます。
歯を失う原因は虫歯や歯周病だけでなく、生活習慣も関わっています。
甘いものの摂り過ぎや、歯磨きが行き届いていない等、さまざまな要因があります。
歯科医衛生は、そんな患者さん一人ひとりのリスクを把握した上で、予防方法を提案しています。
何か気になる症状がある時だけでなく、何も問題がない時にも、定期的に歯科に通う習慣をつけることで、将来の歯の健康を守ることができます。
お問い合わせは下記よりどうそ!
気軽にご来院ください。