水曜日朝9時、おはようございます。
医療法人福涛会のブログ担当むしゃこです。
本日も、4月18日良い歯の日にちなんで、歯を守ると言う事をテーマにお届けします。
前回は、歯の定期検診の重要性についてお知らせしました。
ではその歯科検診、メインテナンスでは、どんなことをするのか?
そしてその役割は?
本日はその点について、医療法人福涛会 大阪市住之江区安立にある、平澤歯科医院の歯科衛生士 ちぃちゃんに聞いてみました!
こちら☟
定期的な歯科検診の役割
メインテナンスとは、歯のお手入れのことで、歯科医院でしか出来ない専門的な口腔ケアを、器具を使用して行います。
単純に考えると、これが定期検診=歯のお掃除!と思えますが、実はそれだけではないいのです。
定期検診時に行うチェックや丁寧なお掃除は、大変重要なのですが、
数カ月に一度の検診の時間よりも、ご自身の日常生活の時間の方が圧倒的に長いわけですから、生活の中で自分自身で行うケアは、更に重要だ!と言う事は、容易にお解りいただけると思います。
ですので、その自宅でのケア、セルフケアを、歯と口腔内の健康を保つために、上手に、有効に、適切に行って頂くためのサポートやご指導が、実は定期検診において、最大の重要ポイント☝で、歯科衛生士の重要な役割でもあります!
そんな観点から私たち歯科衛生士は、定期検診で来られた患者様の口腔内をチェックするときに、以下の点を確認します。
①前回の検診後から来院された日まで、ご自身での口腔ケアが適切に行えていただろうか?
➡ご自宅でのブラッシング(歯みがき)や、フロス・歯間ブラシなどの補助器具の使用頻度や使い方の確認をします。
②口腔内に異常はないか?
➡口腔内の様子の観察と聞き取りをします。
③ライフスタイルや体調に変化はなかったか?
➡生活スタイルや体調の状態の観察や聞き取りをします。
これらを把握した上で、その状況に応じ、次の検診までの口腔ケアの方法を一緒に決めていきます。
ひとつ、具体的な例を挙げてご説明します。
検診時に、歯に歯石が見つかった場合。
歯科医院では歯石を除去します。
ですが、これはあくまでも起こってしまったことに対する処置、対処療法でしかありません。
根本解決ではないため、これだけで定期検診を終了していると、次回には再び同じように歯石が付着してしまっている状況を作り出すことになります。
では、これがそもそも起こらないようにする、原因を解決するにはどうすれば良いか?
それは「なぜその場所に歯石が付着するのか」を見いだし、改善することです。
原因と考えられる点はいくつかあります。
・磨き方が適切ではない
・唾液が流れていない
・口腔周囲筋が動いていない
など、患者様ご自身の生活スタイルや歯の磨き方、体調の変化を口腔内を観察する事や聞き取りから把握し、原因を探ります。
そこから導き出されたその原因の解決法を歯科衛生士が提案とご指導させて頂き、次回のメインテナンスまで、毎日のセルフケアとして継続して頂きます。
この患者さんと歯科衛生士との二人三脚こそが、歯を健康に保つ秘訣だと考えます。
さらに、次の歯科検診時にも先程ご紹介した事を行い、必要な点の改善や修正と共に、前回定期検診でご提案したセルフケアが習慣化出来るか?を確認します。
適切なセルフケアが習慣化できるか否か?
これが口腔内の健康、強いては全身の健康を保てるかどうか?のキーポイントになります。
ですので、習慣化されるまで、改善や修正を重ねていきます。
自宅での口腔管理の主治医は、患者様ご自身です!
日々のメインテナンス、セルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアが両輪として機能してこそ、予防的口腔管理が可能になります。
以上、歯科衛生士ちぃちゃんに教えて貰いました。
定期検診は歯のお掃除!
と、単純に考えていましたが、そんな重要な役割があったのですね!
みなさまも是非、歯科衛生士と共に口腔内の健康を構築し、守っていってください。
定期検診は、下のリンクから各医院へお問い合わせください。