水曜日朝9時になりました!
おはようございます☀
医療法人福涛会のブロガーむしゃこです。
明日は3月3日、ひな祭り:女の子の健やかな成長を願う桃の節句。

そんな(女の子)子供の成長を願う日にちなんで、本日は、また歯科衛生士さんからのレクチャー、子供の歯の仕上げ磨きについてお知らせします。
子供自身で磨く方法については、少し前にご紹介しています。
是非こちら☟もご覧下さい!
仕上げみがきとは?
子供が自分で歯磨きをした後に、パパやママなどの大人が、磨き残しがないか?をチェックして、歯みがきの不十分なところを綺麗に磨き上げる事を言います。
こどもの健康な歯を守るためには必要不可欠なひと手間ですね😉
また、歯みがきの習慣をつける目的もあります。

仕上げ磨きはいつ頃まですれば良いですか?
歯は通常、生後6ヶ月位から乳歯が生え始めます。
その後、12才位までの間は、乳歯から永久歯に生え変わる時期であり、虫歯になるリスクがとても高くなります。
この期間は、歯みがきの仕方が未熟と言うだけでなく、生えそろわない歯を綺麗に磨くためにも、10才頃まで、仕上げ磨きは行ってあげて下さい。
基本的な仕上げ磨き

歯ブラシの持ち方は、鉛筆を持つようにして持ちます。
歯には、歯ブラシを直角に当て、1〜2歯ずつ、左右に歯ブラシを小刻みに動かして磨きます。
磨く時間の目安は3〜5分です🦷
年齢別仕上げ磨き
月齢6〜8カ月

歯が生えるまでの歯ぐきや、生えかけの歯は、ぬるま湯でぬらしたガーゼを人差し指に巻き、優しく丁寧に拭いて口腔内を清潔にしてあげてください。
お掃除するタイミングは、授乳後や離乳食後、就寝前に行ってください。
月齢6カ月の頃から下の前歯が生え始めてきます(個人差あり)。
この時期は歯の磨き方よりも、歯磨きに慣れることが重要です😊
慣れている歯ブラシやお気に入りの歯ブラシで磨いてあげてください。

月齢4カ月頃までは、上☝のイラストのような、ブラシ部分がゴムになっているものも良いと思います。
月齢6カ月頃からは、ブラシ部が毛のタイプの歯ブラシに変更して、歯ブラシに慣れさせてあげて下さい。
1〜2歳
磨くパパやママが、口の中がよく見えるように、寝かせて仕上げ磨きをするのがおすすめです。
膝の上に子供を仰向けに寝かせます。
あごを手で軽く押さえて、子供の顔の上から口の中を覗き込む様にして磨きます。
子供が痛がらないように、歯ブラシは小刻みに動かして磨いて下さい。

注意してほしいのは上の前歯。
哺乳瓶でミルクを飲むため、ここは虫歯になりやすい場所です。
十分注意して仕上げ磨きを行ってください。
◉上の前歯の磨き方

上の前歯を磨くとき、上唇の裏側にあるヒダ(イラスト赤丸印を参照)に歯ブラシが当たると痛いので、指でガードしながら磨いてあげて下さい。

3歳〜


この頃には乳歯が生えそろいます。
奥歯の噛み合わさる面は溝が深いため、磨き残しが多くなりやすい場所です。
つまり、虫歯になりやすい場所ですので、溝が深いところは、汚れを掻き出すつもりで、歯ブラシを小刻みに動かし磨いて下さい。

6歳〜


この頃には、一番奥の永久歯が生え、更には前歯から歯が生え変わって行きます。
生えたばかりの永久歯は歯質が弱く、未成熟で虫歯になりやすいため、大人による仕上げ磨きは更に重要です。
前歯は小刻みに歯ブラシを動かして磨き、奥歯は内側・外側・横など、全ての歯の面に歯ブラシを当て、しっかり確認しながら磨いてあげて下さい。
先程は、寝かせ磨きをご紹介しましたが、大きくなってくると、立たせ磨きも可能です。

立たせ磨きのポイントは、大人は子供の脇か後ろに立つこと。
脇か、お腹で子供の頭をしっかり支えること!
急に子供が頭や体などを動かすと、大変危険ですので、この点をしっかり注意して下さい。
寝かせ磨き、立たせ磨きの選択は、親子共に行い易い方を選択して下さい。
子供の歯は虫歯になりやすく進行が早いのが特徴です。
子供の歯の健康を守るためには、正しいホームケア(セルフケア)とプロフェッショナルな定期検診がとても重要です。
お家と歯科医院で、綺麗な歯とその成長を共に育んでいきましょう。
次回の子供の歯みがきシリーズでは、補助器具の使い方などをお知せらする予定です。