おはようございます!
水曜日朝9時
医療法人福涛会のブログ担当むしゃこです。
2022年ももう、11月に突入してしまいましたね。
本当に時間の流れが速い!と感じますが、みなさまはいかがでしょうか?
さて、タイトルにも記しましたが、11月8日は、いい歯の日。
4月18日の良い歯の日には、歯の定期検診についてお知らせしました。
このように、綺麗で健康な歯や口の状態を保つことの重要性は、常々お伝えしていますので、きっとみなさまはご理解くださっていることと思います。
そして今回、医療法人福涛会平澤歯科医院の歯科衛生士 ちぃちゃんが、
「さらにその予防歯科は、生涯医療費を節約する手段にもなるんですよ~」と教えてくれたので、そのお話をお伝えします。
予防歯科で生涯医療費の節約
~予防歯科で身体の健康寿命を延ばしQOLを向上しましょう~
生涯医療費とは、ひとりの人が生まれてから亡くなるまでにかかる医療費の総合計のこと。
厚生労働省が生涯医療費の平均を公表していますが、最新のデータは令和元年分で、平均は約2,800万円で、男性は約2,700万円、女性は約2,900万円と3,000万円に迫る勢いです。
そして令和27年度までは、75歳〜79歳の間が最も医療費のかかる年齢層で、約300万円とのデータでしたが、令和28年度を境に、80歳~84歳の間が最も医療費がかかる年齢層になっています。
更に、約300万円だった平均医療費が、令和元年には313万円と、その平均医療費の額もどんどんとアップしてきています。
人生100年時代。こんな言葉が現実化していると言う事をうかがい知ることができるデータですね。
そんな中、歯科定期検診を受診している人は、49歳以降の医療費が安くなる、と言う調査結果があるそうです。
歯科定期検診を受けている人の総医療費は、48歳までは平均より高いのですが、49歳以降は平均医療費よりも安くなる傾向が見受けられる様子です。
65歳の平均医療費は35万円なのに対し、歯科定期検診で歯科受診をした人は20万円以下と大幅に安くなったというデータからも、予防歯科医療を受けることは、歯科を含めた医療費全体の節約になると言えますね!👇グラフをご覧下さい。
医療費を抑えられる=つまりは、より健康体であると言う事。
人生100年時代。長くなる人生、ただ平均寿命が延びるだけで健康が保たれない場合、そこには苦痛の毎日しか残らなくなるでしょう。
平均寿命を闇雲にただ伸ばすだけでなく、健康寿命を延ばしQOLを向上することこそ、自分自身も、周囲の人間も幸せであり、ひいては社会にも貢献できる!と言う事ですね。
ちなみに、令和3年の男性の平均寿命は 81.47 年、女性の平均寿命は87.57年で、平均寿命(2021)と健康寿命(2019)との間には、男8.79年、女12.19年の差があります(参照:厚生労働省 令和3年簡易生命表の概況)。
日本人の平均寿命が84.52歳。
永久歯の生え揃いが15歳で完了すると仮定したとき、約69年間は自分の歯を守る必要があります。
そこで歯科衛生士からのメッセージ!
8020運動に提唱されるように、80歳で20本の自分の歯を保ち、生涯自分の歯で美味しく食べられるようにするために、まずはご自身に自分の口の中に興味を持って欲しいと思います。
そのためには、歯科メインテナンス(メンテナンス)等により、歯科衛生士や歯科医師を大いに活用し、丁寧に日々の口腔ケアをご自身で行い、歯を守って頂きたいと思います。
また、昨年のいい歯の日の記事もご参照ください!