水曜日朝9時!
おはようございます。
医療法人福涛会 情報発信担当むしゃこです。
最近、もうすぐやってくる4月18日良い歯の日、に関連する情報を多くお届けしていますが、世間一般的には「4月18日=良い歯の日」という認識は低く、圧倒的に「11月8日=いい歯の日」の方が認知度が高い!と言う事に気がつきました!
歯科医院発信の、医療法人福涛会ブログページとしては、口腔内の健康推進!🦾ということで、4月18日の良い歯の日の認知度も上げたいところです!😁
ということで、本日も、歯医者さんでの疑問にお答えする。
教えて!歯科衛生士さんシリーズ。
今日のテーマは歯周ポケット検査についてです。
「歯医者さんに行ったら定期検診でさえ、歯ぐきの検査でチクチクされて、痛いから嫌~」と言う方も居られるかもしれませんね。
あれは一体何で、どうしてそんなことをするのか?
そんな風に思って居られる方もあると思います。
あの歯茎の検査が、歯周ポケット検査なのですが、どうやって行っているのか?
なぜ、ちくちくするのか?
ちなみに、歯周ポケットについては、2023.3.29のブログで取り上げていますので、そちらを是非ご覧下さい!☟
歯茎の検査=歯周ポケット検査は、どんな風にしているの?
歯周ポケット検査には、「ポケット探針」「ポケットプローブ」と呼ばれる、先端に「1目=3mm」の目盛りがついている器具を使用します。
この器具の先端を歯周ポケットに入れて、その深さが何㎜か?を測ります。
これがチクチクする理由です。
ここまでは、以前ブログに取り上げる際に、歯科衛生士さんからレクチャーして貰った内容です。
ここから先は新たに、いつものように医療法人福涛会平澤歯科医院の歯科衛生士ちぃちゃんに教えて貰います。
この歯周ポケット検査では、以下の様な項目についてチェックして、記録をしているそうです。
1.出血の有無
歯茎からの出血が無いか?チェックし、記録します。
歯周ポケットの深さ自体は3mm以下でも、出血する場合があります。
これは歯茎が炎症しているということです。
原因は様々で、歯の磨き残し、口呼吸による口腔乾燥などが疑われます。
この辺りについては、検査後、患者さんに問診を行い、原因を探ります。
検査の記録表には、出血のある場所に赤丸をつけて記録しています☝
2.排膿の有無
排膿とは、歯茎に膿が溜まること、つまり歯茎から膿が出ている状態を言います。
原因は大きく分けて、
①歯周病(ししゅうびょう)
②根尖病巣(こんせんびょうそう)
③歯根破折(しこんはせつ)
の3つが考えられます。
②や③などは、読み方も良く解らない四字熟語のようですね😅
また後日、それぞれをピックアップして詳しく説明して貰えるように、歯科衛生士ちぃちゃんにはお願いしておきました!
*追記:2023年4月26日「排膿(はいのう)の原因のひとつ、歯根破折(しこんはせつ)って何?教えて歯科衛生士さん!」で☝解説をいたしました。
以下ご覧下さい。
☟
歯周病についてはこちら☟
根尖病巣や歯根破折が考えられる場合は、デンタルという隣り合った3~4歯を撮影するレントゲンを撮り、原因を解明します。
排膿のある部分は、検査記録表に青い丸☝をつけています。
3.動揺の有無
歯のぐらつきが無いか?を確かめる検査です。
このぐらつき=歯の動揺度を測る基準、ミラー(Miller)の分類に基づいてチェックし、記録します。
ミラー(Miller)の分類では、以下の様に、0度~3度の4つの段階に分類されます。
0度:生理的動揺 (0.2mm以内) 1度:軽度の動揺 (唇舌方向に0.2~1mm動揺) 2度:中等度の同様 (唇舌方向に1~2mm、近遠心方向にわずかに動揺) 3度:高度の動揺 (唇舌、近遠心方向に2mm以上動揺、歯軸の方向にも動揺)
う~ん💦またまた読みが難しく、意味も「???」な言葉が沢山出てきました😅
唇舌(しんぜつ)方向というのは、唇や舌の方向にという意味だそうです。
また、近遠心(きんえんしん)なども難しい歯科専門用語ですね。
歯科専門用語についても、過去記事で詳しくお知らせしています。
実は、かなりのアクセス数を誇る人気ページですので、是非こちらもご参照下さい!
近心、遠心、正中(きんしん、えんしん、せいちゅう)についてはこちら☟
頬側・舌側・唇側・口蓋側(きょうそく・ぜっそく・しんそく・こうがいそく)についてはこちら☟
歯周ポケット検査は歯周病になっていないか?を知るための大切な検査。
つまりは歯周病検査ということです。
医療法人福涛会では、一般的に抜歯対象になる歯であっても、患者さんが希望される場合は、出来る限り温存し、歯を抜かないで残していくことを検討します。
それは、歯の神経である歯髄(しずい)においても同様です。
詳しくはこちら☟をご覧下さい。
そんな治療においても、歯周ポケット検査は、口腔内の状態を把握する必須の検査ですね。
やはり、きちんと歯科定期検診へお越し下さいね!